認知症の原因や、症状、認知症患者への対応方法、治療方法など。自分が認知症にならないためになど。

ボケが始まった時

「年取ってボケてしまうのが怖い」

このように考えている方って意外と多いのです。

なぜかというと、
ボケると家族に迷惑かけてしまう。
自分が何しているかも分からなくなるなんて嫌だ。

日本では、約30年ほど前から、病的な物忘れ、つまり「認知症」
でないことにも、「ボケ」という言葉が使われています。

「ボケ」「痴呆」「認知症」
この3つの意味を正確に理解している人は意外と少ないものです。

「ボケる」というのは、老若男女、日常的によく使います。

若いうちなら、他人に「このボケ!」とか言われても、本当に
自分が認知症という病気になってしまったわけでは
ないと分かっているので、一言謝って笑って受け流す
ことができます。

ところが、ある程度年取ってくると、ちょっと「ボケ!」と

どうも、最近忘れっぽくなった。
今まで簡単にできていたことに時間がかかるようになった。
思い出せないことが多い。

もしかしたら「ボケ」が始まったのではないか?

自分に限らず、どうも最近家族の言動がおかしい。

私の身近な65歳の女性が「最近忘れっぽくなった」と
悩んでいました。

買い物に行っても買い忘れが多い。
孫の誕生日も忘れてしまう。
料理に2倍近く時間がかかるようになった。


その女性は、自分の忘れっぽさは年齢相応のものだと
医師に告げられてから、もう「認知症の始まりではないか?」
と恐れることはなくなりました。

そして、これをきっかけに、忘れっぽくなった自分のことを
素直に認めて、対策を考えるようになりました。

先の例で分かるように、人間は不安やストレスを
感じていると、脳が正常に機能しなくなります。

特に、60代、70代となり、年齢相応の忘れっぽさが
目立ってくる頃になると、不安を感じるものです。

ここで「ボケが始まったのでは?」と思うことが

「ボケ」を他人から指摘されて初めて気づく人と、
自分から気づく人と二通りいらっしゃいます。

自分で「ボケ」つまり忘れっぽさに気づく人は、
大抵の場合年齢相応の物忘れであることが
ほとんどです。

自分で「ボケ」に気づく人に比べ、他人から「ボケ」を
指摘される人は、「認知症」である可能性がぐっと高く
なります。

そこで素直に専門機関を受診すれば、例え認知症の
始まりであっても、進行させずに済むことがあります。

俗に言われる「ボケ」はちょっとした勘違いも
含み、笑って済ませる場合がほとんどです。

しかし、認知症による「ボケ」は楽観している
場合ではありません。

「認知症は脳の病気」ときちんと認識して