「ボケる」は病気ではない
「年取ってボケてしまうのが怖い」
このように考えている方って意外と多いのです。
なぜかというと、
ボケると家族に迷惑かけてしまう。
自分が何しているかも分からなくなるなんて嫌だ。
精神科で仕事をしていると、本当はボケていないのに、
「自分はボケが始まったのではないか?」と極度に
恐れている患者さんによく出会います。
そういった方に詳しくお話を伺ってみると、8割方
次のように話されます。
つまり、以前、自分の身内がボケてしまって、介護に
非常な苦労をした。
その時、自分もこんな風にボケて、子供や家族に迷惑
かけてしまったら嫌だな、と思った。
このように「ボケてしまうこと」に非常なマイナスの
イメージを抱いてしまっているのです。
しかし、誤解しないでいただきたいのは、
「忘れっぽくなる」=「ボケる」ではないということです。
「ボケ」に対して恐怖心を抱いている人ほど、ちょっとでも
忘れっぽくなると、「自分はボケが始まってしまったのでは?」
と極度に心配します。
日本では、「ボケる」と[忘れっぽくなる」という言葉が
混同されて使用されています。
そのせいか、心配しなくてもいい、年齢相応の忘れっぽさも
「ボケてきた」という風に捉えられてしまっています。
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