認知症の原因や、症状、認知症患者への対応方法、治療方法など。自分が認知症にならないためになど。

「ボケる」を極端に恐れる風潮

若いうちなら、他人に「このボケ!」とか言われても、本当に
自分が認知症という病気になってしまったわけでは
ないと分かっているので、一言謝って笑って受け流す
ことができます。

ところが、ある程度年取ってくると、ちょっと「ボケ!」と

言われただけで、「もしかしたら、自分は認知症になりかけて
いるのではないか?」と極端に心配する人がどんどん増えて
きます。

このように「もしかしたら自分は認知症ではないか?」と
恐怖を抱きだす年齢は、人それぞれです。

早い人では、40代前半からこのような心配をし出します。

また、「もしかしたら自分はアルツハイマーになりかけて
いるのではないか?」と勝手に診断をつけてしまって
いる人もいます。

このような人に、「では、アルツハイマーというのは、
どういう状態だと考えていらっしゃるのですか?」と
尋ねると、大抵の方が次のように答えます。

「物忘れがひどくなる」
「今までよく分かっていたことが分からなくなる」
「家族の顔も忘れるようになる」
「夜中に徘徊するようになる」

最近は、メディアの影響もあり、「アルツハイマー病」に
対して、一般の方の知識も、断片的ですがある程度は
増えてきました。

しかし、この「アルツハイマー病」に対しても、正確に
認識している人が実は少なくて、それが病気でもないのに、
「自分はアルツハイマー病ではないか?」と極端に
恐れる人を生み出しています。

つまり正常な状態と病的な状態、さらに年齢相応の物忘れと
病的な物忘れの区別がつけられず、余計な心配をしてしまっている
人が増えてきています。