認知症の原因や、症状、認知症患者への対応方法、治療方法など。自分が認知症にならないためになど。

ある女性の例

私の身近な65歳の女性が「最近忘れっぽくなった」と
悩んでいました。

買い物に行っても買い忘れが多い。
孫の誕生日も忘れてしまう。
料理に2倍近く時間がかかるようになった。


しかし、その女性は、家族にも誰にもこの悩みを
打ち明けず、一人で抱え込んでいました。

「認知症」とか「アルツハイマー病」と
診断されるのが怖かったのです。

それでも、「ずっと悩んでいるのは心身ともによくない」と
ついに一人で近くのメンタルクリニックを訪れました。

そこで、診察を受け、医師や臨床心理士から認知症かどうかの
テストもされ、いろいろ問診も受けました。

テストの結果は特に知らされなかったそうです。

一通り検査が終了した後、再び診察室に呼ばれた際、
医師より、「何かご心配ごとでもあるのですか?」
とまず聞かれました。

その女性は、「どうも最近忘れっぽくなって、認知症の
始まりかと思うと不安で仕方がない」と正直に
伝えました。

その女性は若い頃、記憶力抜群でした。

そしていろいろ話していくうちに、その忘れっぽいことは、
若い頃と比較して思い込んでいることが分かりました。

60歳過ぎれば、年齢的に記憶力が衰えてくるのは
当然のことです。

それに気が付いてその女性はとても気が楽になったと
話していました。