認知症の原因や、症状、認知症患者への対応方法、治療方法など。自分が認知症にならないためになど。

できないことを否定する

認知症の始まりで、様々な物忘れが目立ってきたとき、
他人からその物忘れを指摘されて、素直に認めることは
ほとんどありません。

大抵は、自分の物忘れや落ち度を否定したがります。

よくあるのは、鍵のかけ忘れ、ガスの火の消し忘れなどを

とがめられても、自分の責任だとなかなか認めようと
しません。

どんなに注意しても頑なに否定します。

そのため、「おじいちゃんは最近頑固になった」と
ご家族からも疎まれ、家庭内でも孤立してしまう
ことすらあります。

しかし、この物忘れも些細なことなら黙認できますが、
火の消し忘れなど、危険なことを引き起こすような
場合には、さすがに厳しく注意せざるを得ません。

あるご家庭では、電子レンジに粘土を入れようとしたり
したご老人を、ご家族がきつく注意しましたが、
「孫がやった」の一点張りで全く自分の非を認め
ようとしませんでした。

ここで大事なことは、認知症の人が否定したことに対して、
「嘘つかないでください!」と叱っても返って逆効果だと
いうことです。

叱ったり厳しい注意は認知症の人を混乱させてしまう
だけです。

何かをやらかした後で叱るよりも、危険を伴うことは
あらかじめさせない方が、ご本人にとっても周囲にとっても
はるかにストレスを感じずに済むものです。