認知症の原因や、症状、認知症患者への対応方法、治療方法など。自分が認知症にならないためになど。

妄想をほのめかす言動

「誰かが自分のお金を盗んでいく」
「お風呂場をいつも誰かがのぞいている」
「食事に毒が入れられている」

このようにありもしないことを真剣な顔で
訴えてくることがあります。


妄想をほのめかす言動は、主に認知症がある程度進行した人に
多く見られるものですが、認知症の始まりに妄想的になる
こともよくあります。

この際、「そんなことあり得ない」と他人から否定されると、
ますますムキになって訴えてきます。

一番良いのは、一緒に確かめるふりをして安心させて
あげることです。

認知症が始まると、大脳の働きが低下するため、
些細なことに不安を感じやすくなります。

そして、自分がいつ脅かされるのではないか、
攻撃されるのではないか、と常に不安な状態に
いるため、それが高じて妄想的言動を
引き起こすと言われます。

妄想の症状があまりにもひどい場合には、
抗精神病薬を処方することもあります。

しかし大抵の場合は、ご本人に守られた
安心できる状況を提供することで
治まります。

また、妄想の矛先は、普段、ご本人が良く思っていない
人に向けられます。

ご本人が信頼している人が妄想のターゲットになる
ことはほとんどありません。