認知症の原因や、症状、認知症患者への対応方法、治療方法など。自分が認知症にならないためになど。

病院に行くのを嫌がるとき

認知症の方は、自分ではどこも悪くない、と
頑なに思い込んで、病院に行くのを拒絶される
方もいらっしゃいます。

実際、ご家族も「今日やっと引っ張るようにして
連れてきたんです」と外来で、ご本人を来させる

ための苦労を語られることも多くあります。

もし、ご本人が病院へ行くことを拒絶する際には、
「認知症であるかどうか診てもらいましょう」と
説得しても、逆にますます嫌がられるだけです。

そこで、「年に1回の健康診断の日ですよ」と
言って連れていくと、結構すんなりと病院に
行ってくれることがよくあります。

あるいは、「インフルエンザの予防注射をして
おきましょう」でもいいでしょう。

ただ、この際には、受診する前の日にでも病院に
電話を入れておいて、「本人が病院に行きたがらない
ため、健康診断という名目で連れて行く」と
話しておくとよいでしょう。

この情報が受付から診察担当の医師にも伝わり、医師も
うまく健康診断をしているように見せかけながら、
認知症の診断を行ってくれます。

しかし、健康診断も予防接種も嫌がる際には、
付き添いの方が、「今日私は散歩がてら病院に行くので
ついてきてほしい」、と言ってさりげなく病院に
連れていくこともできます。

ただ、ご本人の拒絶が強く、どんな手段を用いても
受診につながらなさそうな場合には、一度、連れて行きたい
病院にご家族だけで相談に行くとよいでしょう。

ご本人をすんなり受診につなげるための、医師からの
適切なアドバイスが得られることもあります。