認知症の原因や、症状、認知症患者への対応方法、治療方法など。自分が認知症にならないためになど。

長谷川式テストのポイント

認知症判定のための「HDS-R(改定長谷川式簡易知能評価スケール)」は
一般に「長谷川式テスト」と呼ばれます。

この長谷川式テストですが、認知症でない人も、
診察時いきなり実施されると緊張して、
点数が悪くなってしまうことがあります。


ですから、いきなり「認知症判定のための検査をします」
とは、なるべく切り出さないようにします。

最近の生活状況などをざっくばらんに聞きながら
リラックスした雰囲気で、ついでに長谷川式テストも
行ってしまうようにしています。

特に神経質な人は、「検査します」と聞いただけで
極度に緊張して、簡単な計算問題でさえ間違えたり
して、実際のところ認知症でないのに、30点満点中、
総合で20点も取れないことがよくあります。

また、最後の方の5つの品物を見せて、隠した後に
何があったか思い出させたり、5分ほど前に覚えて
もらった言葉を思い出してもらったりするのは、
若い人でもできないこともあります。

また、知っている野菜の名前などは、主婦をやっていた
人や八百屋の人は、たとえ認知症になっていても
すらすらと10個答えてしまうこともあります。

ですから、点数はほんの参考程度にし、その人が
どんな質問でつまづいたかも、きちんとチェックして
おくようにします。

ただ、最初の質問、自分の年齢や今日の日付で
考えこんでしまう場合、全体的な点数も低く、
認知症の疑いが濃厚となります。