認知症の原因や、症状、認知症患者への対応方法、治療方法など。自分が認知症にならないためになど。

そのほかの知能検査

認知症の知能検査としては、長谷川式テストが
有名ですが、このほかにもいくつかあります。

私は、長谷川式テストは、認知症の診断として
用いますが、その後はもっと質問項目の多い
他の心理検査を随時行い、認知症の進行具合を

チェックしていきます。

外来の場合には、「MMSE(ミニメンタルステートテスト)」を
行います。
この検査は、大抵15分以内に終わります。

また、図を描かせたり、紙を1枚持たせてきちんと
指示通りできるか、なども見るため、より詳しく
認知機能の状態を知ることができます。

このMMSEは世界中で利用されている、
認知症の判定検査です。

もし入院されている場合には、検査の時間が
充分取れるので、臨床心理士に「ウェックスラー成人知能検査(WAIS-R)」
を依頼します。

しかし、この検査は1時間以上かかるため、検査終了までに
飽きてしまう方もいらっしゃるため、ある程度耐えられる方にのみ
実施します。

また、アルツハイマー型認知症の場合には、アルツハイマー病評価スケール(ADAS)
を行いますが、全ての項目を行うとやはり時間がかかってしまうため、私は
数個の質問を大抵1ヶ月ごとに実施しながら、認知症の進行具合を
評価していきます。

最後に、忘れてはならないのが、「高齢者うつスケール(GDS)」を
実施しておくことです。

うつ病になると、思考能力、認知機能が低下して、
高齢の方では、時々認知症と間違えられるので、
きちんと気分評価もしてうつ病の除外診断を
しておくことが大切です。