認知症の原因や、症状、認知症患者への対応方法、治療方法など。自分が認知症にならないためになど。

騒ぎ出す、叫びだす

いくら認知症だからとはいえ、昼、夜に関わらず、
急に大声で叫び出されたり、騒ぎ出されたり
すると、周りの人も心穏やかではいられない
ものです。

そもそも、叫んだり、騒いだりするのは、

何か心の中に不安を感じて、それを自分で
コントロールできず、パニックに陥った
場合がほとんどです。

こんな時に、何も心配することはないから
落ち着くように説得しても無駄なことが
多く、返ってなだめる側が疲れ果てて
しまいます。

認知症になると、脳の機能不全により、
不安をもたらす神経伝達物質をうまく
吸収できず、些細な事で不安感、恐怖感が
惹起されやすいと言われています。

そこで、普段から不安を感じにくくするために、
ベンゾジアゼピン系の抗不安薬を服用していただく
ようにします。

これだけでも、脳内の不安物質が減り、
精神的にも落ち着いて、叫びや騒ぐことが
だいぶ少なくなります。

ただ、認知症の場合には、抗不安薬が効きすぎて
始終眠気を催すようになってしまうこともあるため、
処方の際、1回の投与量は慎重に調整しなければなりません。

また、極度の不安に苛まれて叫び続けたり、騒ぎ続けたり
する場合には、緊急的にセルシンという、効き目が早くて
効果の強い、抗不安薬やリスパダール液を服用して
いただきます。

これらは、不安時頓用として処方されるはずです。