認知症の原因や、症状、認知症患者への対応方法、治療方法など。自分が認知症にならないためになど。

中止を余儀なくされた副作用

認知症初期の方にアリセプトを投与して、
進行を止められるなどの効果が見られたのは、
全体の3割程度です。

その他の7割は、何かしら耐えられない副作用が
出現したために、投与を中止せざるを得ませんでした。


最もよく見られた副作用が、アリセプトを投与した
途端に、さらにボーッとし出して、顔が無表情に
近くなっていったことです。

また、便失禁も多くみられ、それまで一人で
トイレに行って排便することができていたのに、
下痢便が間に合わず、粗相するようになりました。

また、転びやすくなった方もいらっしゃいました。

そこで、急遽アリセプト投与を中止したところ、
ぼんやりした状態や便失禁、転倒しやすいことなどは
改善されました。

その後、認知症はそれなりに進行していきましたが、
副作用を無視してアリセプト投与を続けても、
果たして認知症が食い止められたかどうかは
肯定できません。

アリセプト投与中は、よだれを垂らし、言葉数も
少なく、余計に認知症が進んでしまったように
見えたからです。

このように、認知症に効能があるとされるアリセプトも、
人により、また使用法により、認知症に対する効果は
異なってくるということです。

今後、アリセプト以外にも様々な認知症に効く薬が
出てくる予定であり、副作用なく長期にわたって
飲み続けながら、認知症の進行予防を実現
することが、わが国の課題です。