認知症の原因や、症状、認知症患者への対応方法、治療方法など。自分が認知症にならないためになど。

治る可能性のない認知症

逆に、1の脳の変性による認知症や、2の混合性認知症、
そして1と2の合わさったような3の混合性認知症は、
治る可能性がほとんどないと言えます。

このことをあらかじめ、認識しておかないと、いつかは、
治るものと楽観視しているうちに、適切な対処が遅れたり、

また、周りの人もいつまでも認知症の患者さんに
振り回されてしまうことになりかねません。

認知症と診断された際、その認知症は治る可能性が
あるのかどうかもきちんと知っておく必要があります。

もちろん、アルツハイマー型認知症の患者さんの
中でも、認知症状が良くなる方もいらっしゃいます。

しかし、これは極まれな場合で、アルツハイマー型認知症や
脳血管認知症と診断されたら、過度な期待を抱いては
いけません。

いずれ治るかもしれないと甘い期待を抱いていると、
治らないことによる絶望感や打撃の方が大きいものです。

患者さん自身も周囲の方も、無駄な労力や時間を
費やしてしまい、疲弊してしまう結果となります。

それよりも、これから症状は進行していくことはあっても
決して治ることはない、と最初から覚悟を決めておいた
方が、はるかに無駄がなく、患者さんも周囲の方にとっても
良い結果を生むことになります。

勘違いしないでいただきたいのは、治る可能性のない認知症
だからと、諦めたり、悲嘆にくれてしまうことはないという
ことです。

「治る見込みがないに等しいのだ」という現実をしっかりと
受け止め、ではこれからどうしたら良いのかを、前向きに
考えていく態度が大切なのです。