認知症の原因や、症状、認知症患者への対応方法、治療方法など。自分が認知症にならないためになど。

現状を正確に知る

「認知症かもしれない」

そう疑って、専門医を訪れることも最近では珍しいこと
ではなくなりました。

自分では認知症の自覚がないままご家族に連れて来られる方も
いれば、自ら認知症を疑って病院を訪れて来る方も近年増えて

きています。

専門医を訪れて、認知症かどうかを診断してもらう。

そして、認知症であれば、どの類の認知症なのか、
今の時点での進行度はどれくらいなのか。

これらは、認知症になったご本人だけでなく、ご家族に
とっても、今後のより良い前進の一歩につながります。

また、認知症を取り扱う医療機関では、合わせて身体チェックを
行う所が多くなってきています。

認知症状が出始めた背景に、身体の病気が隠れていることが
よくあるからです。

よくあるのは、風邪をこじらせた際に認知症状が急激に悪化する。
あるいは、転んで歩けなくなったことをきっかけに寝たきりに
近くなり、認知症状が始まる、などです。

いくら脳が健康でも、身体が弱ってくると、特に高齢の方では、
認知症状が出始めたり、認知症状が進行してしまう可能性が
大きくなります。

脳は身体各部と密接に連携しています。

専門医を訪れた患者さんには、脳の検査と共に、身体検査、合わせて
生活状況の調査などを綿密に行い、その結果、現在の状態、将来的に
治る見込みや改善の余地があるのかを、詳しく説明します。

あまり過度な期待を抱かず、それでいて、将来に明るい見通しが
持てる。

このことが、患者さんやご家族に一番幸せなことなのです。