認知症の原因や、症状、認知症患者への対応方法、治療方法など。自分が認知症にならないためになど。

人の話に耳を傾ける柔軟性

認知症になり始めると、次第に他人の助言や話に
対して拒否的になります。

自分の考えや習慣が脅かされることに対して
極度の恐怖感を感じ、自分とは違う考えを
受け入れることは、あたかも自分自身が

破壊されていくように感じるからです。

認知症が始まり、脳を構成する細胞が破壊されてくると、
外部からの情報を取得し、処理するという脳機能も
必然的に衰えてきます。

これまで自分が取得してきた情報を維持し続ける
ことに精一杯で、新しい情報、刺激を吸収する
ゆとりが、脳自体にもなくなります。

しかし、若い頃から自分の考えや意見に固執せず、
常に他人の意見や自分とは違う考えも受け入れる姿勢を
身に付けておくと、脳を構成する細胞自体が新しい情報を
取得し、処理することを保ち続けるようになります。

年を取るにつれて、脳細胞自体が破壊され、その数が
少なくなっていくのは避けられませんが、残った脳細胞
そのものの働きが良いと、記憶力が極度に衰えたり、
以前できていたことまで失うということは避けられます。

人間で柔軟性のある人は脳細胞の働きが良く、逆に頑固な
人は脳細胞の働きが悪いために、脳そのもの自体に余裕が
なくなっているということができます。

一般に、人の話を聞き入れる柔軟性を持った人が、高齢に
至っても認知症になりにくいのはそのためです。

世の中には自分とは違う考えを持った人が数多く存在します。

自分と同じ考えを受け入れることは簡単ですが、違う考えを
受け入れるには脳が健康でないとできないことです。

しかし、異なる意見を受け入れていく柔軟性を持っている
ことこそが、認知症のなりにくさにつながるのです。