認知症の原因や、症状、認知症患者への対応方法、治療方法など。自分が認知症にならないためになど。

交際範囲も重要な鍵

人間として社会生活を営んでいる以上、
外部との接触、いわゆる交際範囲が生じるのは
当たり前のことです。

この交際範囲というのは、子供から成人、そして
老年期と、生きていく間に流動的に変化していく

ものです。

認知症になりにくい人というのは、この交際範囲が
常に流動的で、至る所で新しい交際範囲を広げ、
次々と人間関係のネットワークを作り上げていきます。

若い頃や仕事をしていた頃には、社会的に外部と
つながっていた人も、定年で社会の一線から
退いた途端に、ぱったりと外部との交流が途絶え、
家に引きこもりがちになる人が結構います。

このようなタイプの人が定年になった途端に
一気に老け込み、急に体調を崩してぽっくりと
亡くなったり、認知症を患いやすくなります。

つまり、人間関係のネットワークが途絶えると
同時に、脳細胞の中のネットワークも破壊され
やすくなるからです。

人間関係のネットワークは、新しい情報を取り入れたり、
状況に応じて必要なことをキャッチしたりするために
欠かせないものです。

昔からの交流を温めるのも大切ですが、生きていく
要所要所で、必要な交際範囲を生じさせる。

これは人間として脳を健康に保つためにとても
大切なことで、こうして次々と交際範囲を作り上げる
姿勢こそが、認知症のなりにくさにつながります。

必要な時にすぐに人間関係のネットワークを築ける人は
認知症になりにくく、それができずにいつまでも古い
交際範囲に固執する人は認知症になりやすい傾向があります。