認知症の原因や、症状、認知症患者への対応方法、治療方法など。自分が認知症にならないためになど。

規則正しい食生活

脳細胞にとって、食事からの栄養、特に
糖分(炭水化物)はとても大事です。

脳細胞は、糖分をエネルギー源として活躍するからです。

よく、受験生に「頭の働きをよくするために食事を
きちんと取りましょう。特に朝食は大切です」と言いますが、

これは認知症の予防についてもそっくりあてはまります。

頭の働きを良くすることはすなわち、脳を構成する細胞の
働きを活性化し、脳細胞同士のネットワークを増やして、
多様な情報処理しやすくすることを意味します。

また、人間特有に発達した前頭葉(脳の前の部分)と
大脳新皮質(脳の表面)は、複雑な思考力の処理を担っています。

事実、脳の前頭葉と側頭葉が萎縮してしまうPick病になると、
記憶力減退が著しくなる認知症状に加えて、衝動が抑えられずに
動物のように攻撃的になる症状が出てきます。

そして、糖分がきちんと分解されて脳を活性化させるためには、
他の栄養素(タンパク質、脂質、ビタミンなど)も必要です。

タンパク質が分解されてできるアミノ酸は、脳を保護する
骨格を作るためにも欠かせません。

そして身体を健康に保つためには、何よりもバランスの取れた
食事が基盤となっています。

認知症になりにくい人は、普段から栄養バランスの良い
食事を取るように心がけています。

奥さんに先立たれた男性の老人が、急に不規則な食生活に
なったがために、あっという間に認知症に陥ってしまった、
という例がよくあります。

そうならないためにも、日頃から、自力で規則正しい
食事を取れるような習慣を身に付けておきたいものです。